2023年に創業20周年を迎えたワークポート社のリブランディングとロゴリニューアル。実情とブランドイメージの乖離、クリエイティブのばらつきといった課題を解決し、社内外のステークホルダーに対して一貫したブランドメッセージを伝え、共感と信頼の醸成を目指すプロジェクトに伴走しました。
ワークポートではさらなる成長と社会貢献を実現すべく、PVV(パーパス、ビジョン、バリューズ)の策定を進めていました。このPVVを足がかりに、ブランド・アイデンティティすなわち「お客様にとってどのような存在でありたいか」を改めて問い直し、明確にするのが本プロジェクトの目的です。
より具体的には、ご相談を受けた時点で2つの課題が顕在化していたため、それぞれに対して以下のような解決の道筋を描きました。
1. ワークポートの実情とブランドイメージに乖離が出ている
2. ブランドの指針がなく、クリエイティブのコンセプトにばらつきがある
全5回の共創型ワークショプを通じて、4つの視点から「ワークポートのあるべき姿」を探っていきました。
ワークショップには経営企画、採用・教育、広報、マーケティングの執行役員およびマネージャーが全日参加したほか、社長インタビューや社員アンケートなども行いその結果を反映しながら行いました。
ブランドの本質を概念化したブランドDNAというフレームワークを使い、ワークポート社のブランド・アイデンティティを言語化しました。
ブランド・アイデンティティを根底に据えたクリエイティブ表現をVIガイドラインにまとめました。
並行して策定した企業のPVVやブランドアイデンティティに沿った、ロゴリニューアルを実施しました。
1年以上の長期に渡る共創を通じ、まずはブランディングのスタート地点に立つことができました。
一般公開に先立って行われたワークポート社内説明会では、社員のみなさんから「ロゴに込められた意味やデザインの背景を知ることができた」「全体観は理解できたので、これから染み込ませていこうと思う」といったアンケート回答をいただきました。
明確化したブランドは、社内外に知っていただき、育てていくことで初めて意味を持ちます。今後も、名刺や看板などのブランドアイテム、各種サイトやバナーなどのWEB媒体、社内広報媒体など、ブランドが影響するさまざまなプロジェクトに引き続き伴走してまいります。
株式会社ワークポート
執行役員 事業推進企画本部マーケティング部長
林 英二
ブランドやサービスの立ち上げ、リブランディングに伴う戦略立案からクリエイティブ制作まで、企業CIの策定を承ります。ぜひ一度お問い合わせください。