Works

スタートアップの規模とリソースに合わせて完全カスタマイズ。 マテリアリティ(重要課題)特定のためのワークショップ

センサータグを専門とするスウェーデンのスタートアップTaggr社の「マテリアリティ」(取り組むべき重要なサステナビリティ課題)特定プロジェクト。2日間のワークショップによるマテリアリティ特定サポートの他、Taggrの事業に関連するサステナビリティの国際的なガイドラインや報告書に基づくデスクリサーチを実施し、今後のサステナビリティ経営戦略の提案を含む包括的な報告書の作成までを担当しました。

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Project
マテリアリティ特定プロジェクト
Clients
Taggr
Released
2024
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03
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13

背景

Taggr社は、機械の温度からGPS位置まで、あらゆるものをモニターできる小さなスマートデバイスを提供しています。その技術は機械レンタル・リース業界にとって画期的なものであり、機械の使用状況を正確に把握し不必要なコストを削減することは、サステナビリティの向上に直結します。しかしその一方で、膨大なデータの中からどれを特に追跡するべきかが分からないという課題を持っていました。

具現化プロセス

事前準備として数回のプレ・ワークショップと、2日間のワークショップを行いました。

  • 事前準備: Taggrの製品とバリューチェーンを深く理解し、クライアントとプロジェクトのゴールを共有するために、数回のプレ・ワークショップを行いました。
  • DAY 1: Taggrの事業背景を鑑みながら、バリューチェーンの各段階を通じて環境、経済、人々に与える、あるいは与える可能性のあるインパクトにどんなものがあるか、ブレインストーミングを行いました。
  • DAY 2: 世界的に認知のあるGRIスタンダードで提唱されているフレームワークに基づき、DAY 1で上がったインパクトを評価。マテリアリティを明確にしました。

またワークショップ後、主要なグローバルガイドラインや業界研究を参照しながら、包括的な報告書を作成しました。主な内容は下記の通りです。

  • 特定したマテリアリティに合わせたアクションプラン、追跡すべきKPI、トピックごとのビジネスとサステナビリティへのインパクトなどを含む報告書
  • 今回の課題に合わせて厳選した、サステナビリティに関する資料リスト

結果

2日間という短期間で、すべてのバリューチェーンにおける機会とリスクを洗い出すワークショップを行い、後日カスタマイズされた的確なレポートを作成しました。これらを通じて、バリューチェーン全体のサステナビリティに関連する機会とリスクのより深い理解に加え、サステナビリティ課題に対する従業員の意識と関与度の向上といった影響を与えることができました。
スタートアップであるTaggrの規模とリソースを鑑み、無理なく実現可能かつ最適な効果が出るような基盤を作ることができました。

お客様の声

効果的かつ効率的に最大のインパクトを得るために、このワークショップに参加しました。明確な方向性がなければ、物事が複雑化しすぎて、目標を達成できないリスクがあります。ニューロマジックはリソースを最適に活用できるような重要な指針を提供してくれました。地球の脱炭素化を加速させるという当社の使命の一環として、他社の変革を支援する前に、自社の生産チェーンやビジネス慣行が世界に与える影響を見直さなければなりませんでした。ニューロマジックのサステナビリティ・トランスフォーメーション・チームによる興味深く啓発的な2日間のマテリアリティ・ワークショップに感謝いたします。また、私たちを結びつけてくれたSustainLabのPeter Lindfors氏にもお礼を申し上げます。

TAGGR AB
CEO

Andreas Eriksson

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ニューロマジックでは、SX専門グループによるリサーチやワークショップを通じ、サステナブルソリューションを紡ぐ支援を行なっています。ぜひ一度お問い合わせください。

体制

プロジェクト・リーダー / ファシリテーター
ベッティーナ・メレンデス
コーディネーター / アシスタント・ファシリテーター
サブリナ(楊 淳涵 )
GRI certified アソシエイト・ストラテジスト
岩田エレナ
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