国内トップクラスの電子契約SaaS「クラウドサイン」のサービスサイトをフルリニューアル。初期ローンチ時からプロダクトを取り巻く環境が大きく変わり、ターゲットに訴求すべき内容と既存サイトの内容にギャップが生まれていました。ワークショップを通してプロダクトの強みやターゲットについて整理し、ユーザーリサーチの結果も踏まえ、メインターゲットに合わせたデザインやコンテンツに一新しました。
2015年にローンチされたウェブ完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」は、国内トップクラスの電子契約SaaSで常に日本の電子契約市場をリードしてきました。コロナ禍でペーパーレス・DX機運が高まったことで、電子契約への需要が大きくなり、競合の数も増えるなど、プロダクトローンチ時から状況が変化し、メインターゲットとなる企業タイプも切り替わっていました。
経営層・関係部署それぞれの意見や知見を言語化・可視化する共創ワークショップのプロセスを導入しました。
国内の電子契約SaaSのパイオニア的存在であり、有名企業も多数導入していることから、競合サービスよりも導入実績が豊富で導入・運用のノウハウがあること、安心安全なサービスであることを訴求軸としました。
ユーザーリサーチ(弁護士ドットコム様実施)の結果から、法的効力に対する不安や、取引先の理解が得られるかどうか、などの課題を抽出。それに対する説明をトップページ、機能ページ等で行っていく方針を定めました。
ペルソナとカスタマージャーニーの整理から、導入コストや社内理解のハードルの高さに課題を持つ導入担当者が多いことが分かりました。よって、導入に当たっての不安を払拭できるようなコンテンツを用意したり、グローバルナビに「導入・サポート」というメニューを用意するなど、導入に関する導線を強化しました。
ブランディングで定めた訴求軸と、弁護士ドットコム様のデザイン指針(Standard 標準的であること/Simple 端的で分かりやすいこと/Secure 安心安全であること)に従い、シンプルで見やすくメッセージが伝わりやすい、王道感・スタンダード感のあるデザインを制作しました。
運用は慣れたWordPressで行いたいが、セキュリティ面のリスクを最大限なくしたい、ということで、WordPress静的化プラットフォーム「Shifter」を導入しました。また、リニューアル前はコンテンツごとにプラットフォームが違っていましたが、全てのコンテンツをShifterに集約し、サイト運用を一元化しました。
弁護士ドットコム株式会社
クラウドサイン事業本部 マーケティング部マネージャー
佐藤 正隆
WEBサイトのUX/UI設計を見直すことで、ユーザー体験の質の向上や業務効率化が図れます。サイトに掲載していない事例も豊富にございますので、ぜひ一度お問い合わせください。