2021年上場を機に対外発信の見直しを迫られていた株式会社セルム。「大企業の経営人材育成」というB2Bの中でも極めて複雑なビジネスを扱っているセルムにとって、わかりやすい発信・親しみの持てるブランディング方針は向き合わなければならない課題。そんな課題を解決するため、ニューロマジックは常に会社のフェーズを意識した提案を行い、戦略からともにデザインを考えるパートナーとして、伴走し続けています。
企業の経営を人材開発・組織開発の側面からサポートする株式会社セルム。組織の課題抽出やその解決のための施策提案から、それを実現するための具体的な施策の実行まで、個々のクライアントに、伴走しています。複雑な大企業の経営課題に対し、パッケージではなく、クライアントごとに最適化した独自のサービスを提供していることもあって、事業内容をわかりやすく発信できていないという課題を持っていました。
2021年4月、東京証券取引所JASDAQ市場に上場したことを機に、対投資家向けコミュニケーションを中心とした情報発信の強化を図るため、ニューロマジックと課題解決に着手することとなりました。
まずは事業内容の理解と現状分析から開始。会社のフェーズと照らし合わせ、課題を改めて言語化しました。今後の企業として目指していくブランディングの全体像を徹底的に壁打ちし、その中でサービスの最適な見せ方、伝え方といった具体的なコミュニケーション改善方法を、取り組むべき優先順位とともに提案しました。
既存サイトが制作された時と比べると、上場などもあり会社が置かれている状況や向き合うべき課題が大きく変わっていました。それを踏まえ、セルムとして発信を強化すべき優先順位を整理。ターゲット層に適切に伝わるよう、意匠だけでなく、コンテンツの制作も担当しました。その後も継続して、無理なく運用ができるよう支援を行っています。
ビジネスモデルや成長戦略とその進捗について、端的にわかりやすく伝わるよう、フォーマットの提案・作成からスタート。必要な書式や図表の見せ方の整理などを行い、会社のロゴやイメージカラーとリンクさせながら、セルムが打ち出したいイメージに合わせたデザインを制作しました。
セルムがなすべき情報発信について整理を行っていく中で、同様の課題を抱えるグループ会社のウェブサイトについても話が及び、リニューアルに着手することとなりました。形のない商材の魅力がわかりやすく伝わるよう、業務内容や強みを掘り下げ、可視化しました。
当初は上場を機に課題として浮かび当たった対投資家中心のコミュニケーション強化からはじまった、セルムとのお付き合い。一つひとつの課題にともに取り組み、実績と信頼を積み重ねていく中で、当初は想像もしていなかった多方面に渡って支援をさせていただくこととなりました。
今では、セルムが組織開発を支援するクライアントの課題解決に、ニューロマジックがともにかかわる機会もいただいています。お互いの関係性が、パートナーと言えるものにまで発展したこと、さまざまな課題に対して、忌憚なく意見を交換し合える関係が継続していることは、非常に喜ばしいことです。
ニューロマジックは、いただいた課題に対し、表層のデザインのみの制作をもって解決とすることはありません。「何のためにやりたいのか」「描く未来のために、今何をすべきか」をともに考え、課題を可視化するプロセスがなければ、最適な解決にはたどりつけないからです。
情報発信を強化するための、具体的な改善案が欲しい。最適なサービスの見せ方・伝え方をアドバイスしてほしい。そのような場面での、対外的なコミュニケーションを全般的に支援する中長期的なパートナーとして、ニューロマジックをご検討いただければ幸いです。
株式会社セルム
企業戦略部ゼネラルマネージャー(兼㈱ファーストキャリア取締役)
春名 剛氏
ブランドやサービスの立ち上げ、リブランディングに伴う戦略立案からクリエイティブ制作まで、企業CIの策定を承ります。ぜひ一度お問い合わせください。