Works

事業活動の社会的インパクトを示すだけでなく、
企業の独自性を表現した「価値創造プロセス」の策定

投資家をはじめとしたあらゆるステークホルダーに対し、自社のビジネスがどのようにサスティナビリティに貢献しているのかを伝えるため、「事業における成長ドライバー(ビジネス視点)」と「その結果として生み出す社会的インパクト(サスティナビリティ視点)」の整理と可視化を支援しました。

Keywords
  • コ・クリエーション
  • ブランドデザイン
  • SX支援
Project

「価値創造プロセス」策定プロジェクト

https://geechs.com/sustainability/
Clients

ギークス株式会社

Released

背景

社会、環境に対して、企業がその収益から貢献することが望まれる時代から、企業活動そのものが、どう社会、環境と関係するのかが問われる時代になっています。そのコミュニケーションデザインは、ブランドエクイティにも影響します。

「IT人材不足」という社会課題の解決をめざすギークスには、グランドビジョン、ESGステートメント、ESGマップ、5つのマテリアリティがありました。それらひとつひとつは、非常に重要で価値の高い指標・コミットメントでありながら、企業活動全体と社会貢献性の関連性を一望しにくい課題がありました。

具現化プロセス

国際統合報告評議会(IIRC)が示す国際統合報告フレームワークにある価値創造プロセス。最近では、統合報告書以外でも、サスティナビリティレポートや採用冊子、有価証券報告書に入れる場合も含め、徐々に浸透しています。企業活動と外部環境がどう関係するのか、様々なステークホルダーはもちろん、社会や環境とのプラス、マイナスの影響を含めたものになります。

ギークスの場合は社会との関係を中心に据えました。ギークスの独自性を「各国間のノウハウ・リソース統合によるIT人材シェアリングビジネスの強化」というグループシナジーから、「働き方の新しい『当たり前』を作る」というアウトプットに表現しています。こういったギークス「らしさ」を盛り込みつつ、世の中のサスティナビリティ推進の潮流にアジャストし客観性を持って伝えることは、今回ニューロマジックが担った重要な役割となりました。
アウトカムに関しては、資本への影響ではなく、一般投資家にもわかりやすいようにSDGsのどのゴールに効く構造なのかを示しました。

ギークス サイト内ブログ記事にて、ギークス広報/サスティナビリティ推進部 部長 佐々木様と弊社ビジネスプロデューサー池田の対談が公開されています。こちらもぜひご一読ください。

GEECHS BLOG 「GEECHS Social Impact Flow」が掲げるギークスのサスティナビリティ推進とは?

【GEECHS Social Impact Flow 価値創造サイクル】
[インプット]
財務資本:業績面における好調なCSGRを背景とした成長投資
人的資本:クロスボーダーマネジメントスキル、女性・外国人比率、オフショア開発オフィス
知的資本:技術投資 特許・ライセンス、技術・ノウハウ蓄積、独自の基盤システム
社会・関係資本:ITフリーランス 顧客企業との関係、外部パートナー

[事業活動によるグループシナジー]
各国間のノウハウ・リソース統合によるIT人税シェアリングビジネスの進化

(Global Strategy & Synergies)
日本
・国内最大級のIT人材ビジネスにおける信頼と実績

フィリピン
・IT人材の蓄積とノウハウ
・オフショア開発力

オーストラリア
・15年以上のIT人材ビジネスの実績と信頼
・MSPとしてのノウハウと技術(Managed Service Providers(MSP)として独自のVnder Management Systemを保有)

MATERIALITY 04:コーポレートガバナンスの強化
MATERIALITY 05:パートナーシップの形成、充実

[アウトプット]
働き方の新しい「当たり前」を作る
MATERIALITY 01:技術リソースのシェア・流動化(国内市場:Geechs、海外市場:launch)
MATERIALITY 02:DX/IT人材の成長・リスキング(国内市場:ソダテク、海外市場:Seed Tech Scool)
MATERIALITY 03:フリーランスが安心して働ける環境の整備(フリノベ)

[アウトカム]
21世紀で最も感動を与えた会社になる
・国内外におけるIT産業の成長寄与
・雇用創出による途上国や地方の経済活性化
・IT人材の成長・創出におけつる社会発展への貢献
・国境を越えた協業による産業と雇用機会の拡大

(SDGs)
1:貧困をなくそう
4:室の高い教育をみんなに
8:働きがいも経済成長も
9:産業と技術革新の基盤をつくろう
16:平和と公正をすべての人に
17:パートナーシップで目標を達成しよう

お客様の声

今回の伴走支援によって策定された価値創造プロセス「GEECHS Social Impact Flow」は、サスティナビリティ推進という文脈のもと、これまで当社に点在していたESGステートメントやESGマップ、5つのマテリアリティを「線」としてまとめていただき、グランドビジョンとの連携にまで踏み込んで、ストーリーとして整えていただいたものです。論理性と納得感を兼備した素敵なアウトプットで、IRやPRだけでなく、社内浸透や採用ブランディングにも役立っています。

写真:佐々木一成 氏
ギークス株式会社広報・サスティナビリティ推進部 部長佐々木一成 氏

体制

池田 征央プロジェクトマネージャー/ビジネスプロデューサー
内田 由紀ディレクター/サービスデザイナー
写真:岩田エレナ
岩田 エレナストラテジスト

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